「ぷよぷよプログラミング」を実際にやってみた!
2020年6月26日に「ぷよぷよプログラミング」が公開されました。
ぷよぷよプログラミングとは、その名の通りぷよぷよをプログラミングする体験ができるものになっています。
今回は実際にプログラミングを体験してみたので、やり方から感想までご紹介していきたいと思います。
ぷよぷよプログラミングの概要
やることは最初に書いた通りぷよぷよのプログラミングです。
自分でコードを考えながら書くというよりも、あらかじめ用意されているコードを書き写していく作業になります。
結構丁寧に説明があるので、小学生でもPCで文字を打てる子なら自力でプログラミングできると思います。(時間はかかりますが)
登録等は必要ですが、ネット環境のあるPCで無料で利用することができます。
用意するもの
公式HPに書いてある用意するものは以下のものです。
・パソコン
・インターネット
・メールアドレス
・プリンター
・気合
メールアドレスはMonacaのアカウント登録に使用します。
プリンターはソースコードと小冊子を印刷します。
大きいモニターやマルチモニターがあればソースコードを表示したままプログラミングができるので印刷しなくても大丈夫ですが、慣れないうちは印刷しておいた方が良いと思います。
(ノートPCのモニターではソースコードを映しながらMonaca上でプログラミングするのはかなりしんどいです…)
気合は…結構必要かもしれません。
事前準備
プログラミングに入る前の事前準備はソースコードと小冊子の印刷とMonacaのアカウント登録です。
ソースコードと小冊子の印刷
ぷよぷよプログラミング公式HPからソースコードと小冊子を印刷しましょう。
直接リンクはこちら
・ソースコード
・小冊子
Monacaアカウント登録
ぷよぷよプログラミングサポートページからMonacaのアカウント登録をします。
アカウント作成のボタンをクリックして、メールアドレスを登録します。
登録したメールアドレスにメールが送られてくるので、そこに書いてあるURLから登録ページに飛びます。
プランの選択が要求されるので「Freeプラン」を選んで、氏名を入れたら登録完了です。
コース(レベル)
コースは「初級コース」「中級コース」「上級コース」の3コースがあります。
それぞれのコースの特徴は以下の通りです。
初級コース
・入力量は28行
・あらかじめ用意されているコードの空欄にソースコードを書き写す
中級コース
・入力量は95行
・あらかじめ用意されているコードの空欄にソースコードを書き写す
上級コース
・入力量は1015行(全部)
・さらの状態からファイルの作成、コードの書き写しまですべて行う
初級コースと中級者コースの違いは単にコードを書く量の違いです。
それぞれ枠組みが用意されていて、歯抜けになっている部分にコードを書いていきます。
初級コースは28行なのでかなり少なく見えますが、まったくプログラミングの経験がない方だと28行でもなかなかのやりごたえだと思います。
(おそらくコード書き写し間違えのミスが出て、修正に時間かかると思います。)
上級者コースでは自力で1から作っていく必要があるので結構大変ですが、実際に自分でプログラミングをする体験としてはとても良いと思いました。
実際の画面
実際の画面はこんな感じです。
一番左側はそれぞれのファイルになっていて、初級コースと中級コースではすべて作成されています。
真ん中の上半分が実際にコードを書く場所です。
ここも初級コースと中級コースはある程度コードが書いてあります。
ちなみに今回使用するプログラミング言語はJavaScriptです。
アプリを作るのにはポピュラーなプログラミング言語です。
一番右側のぷよがいるところはゲーム画面になっています。
コードを書いていくと、ここに実際のプレイしたときの挙動が出るようになっています。
コードを書き写す前と後の比較はこんな感じです。
上の画像は初級コースのものなのであまり違いが少ないですが、中級コースだとかなり歯抜けになっています。
ちなみにコードを書き間違えたりしてエラーがある場合は、上の画像の赤丸のところのように間違えた行に赤線が入ります。
実際にはカッコの閉じられていないなどエラーとは違うところの書き間違いの場合もありますが、何かしらそこが関係しているという意味です。
ミスしたところを探すのは結構大変ですが、プログラミングはこんなもんだと諦めてがんばりましょう。
コードを書き終わったら「ctrl + s」で保存すると自動でコーディングが始まります。
正しくコーディングが終わると右の画面に書いたコードで動くプログラムが表示されます。
ちなみにエラーが出ている場合は動かなかったり、意図した挙動にならなかったりします。
コンパイラなど他のソフトをインストールする必要がないので、気軽にできるとこがいいと思いました。
感想
まずソフトのインストールなどプログラミングをして動かすまでの環境構築が必要ないので、プログラミングの敷居がかなり低くなっていていいと思いました。
(エディターやコンパイラのインストールってそれだけで結構めんどくさいので)
またコードを保存すると自動でコーディングされるので、すぐに動くか動かないかがわかり、直観的に修正作業ができると思います。
プログラミングに興味を持ってもらったり、どんな感じなのか雰囲気を味わうのにはぴったりだと思います。
小学生でもがんばればできるので、プログラミングへの入口としてもおすすめです。
一方コードの意味や何をしているかは、最低限コメントがコードの中にありますが、これだけでは理解は難しいと思います。
興味を持ったら本やネットなどで調べながら、このコードは何をしているのかということを考えていくとより理解が深まると思いました。
大人から子どもまで、みなさんにおすすめできるとても面白いものでした。