「章」「節」「項」などの見出しの順番
論文や本などで「章」「節」「項」といった括りをよく見かけませんか?
そこで質問ですが、見出しはどのような順番で割り振られるか知っていますでしょうか?
今回はそんな見出しで使われるものの順番についてご紹介します。
見出しの順番
それでは見出しはどのような順番で割り振られているのか早速見てみましょう。
正解はこんな感じです。
「部」→「章」→「節」→「項」→「目」の順番になっています。
例えば「1.2.3.4.5」という見出しは「1部2章3節4項5目」という意味になります。
実際のところ「目」に関しては記載せず、数字だけ入れて使うことも多いみたいです。
図にしたらわかりやすいかなと思って作ってみましたが、そんなにわかりやすくなりませんでしたね…
英語の見出し
英語でももちろん同様の表現があります。
いくつか当てはまる単語があったのですが、私が一番しっくり来ているのは以下の通りです。
部:Part 【パート】
章:Chapter 【チャプター】
節:Section 【セクション】
項:Paragraph (subsection) 【パラグラフ (サブセクション)】
目:Division (subsubsection)【ディビジョン(サブサブセクション)】
英語も良く聞く単語ばかりだと思います。ただ、日本語よりもさらに上下関係を正しく把握している方は少ないかもしれないですね。
Divisionというと、英語で自己紹介する際に自分の部門を言うときに使う単語、というイメージがあったので、見出しにも使える単語なのは知りませんでした。
ちなみに「項」「目」に関しては、ここでご紹介した以外にもいろいろな単語が当てはまるみたいです。
気になる方は調べてみてください。
見出しの記号
さて見出しで「§」という記号を見たことがありませんか?
そしてこれは何と読むのかご存じですか?
「§」は「Section」つまり「節」のことを指します。
ちなみに「§§」のように2つ重ねて使う場合もあります。
この場合はSectionのもう一つ下の階層を指すので、「項」を示しています。
論文や海外の書類などに使われることが多いので、知っておくと便利かもしれません。
まとめ
みなさんは全部ご存じでしたか?
私は大学の論文で「項」までは使っていたので知っていましたが、「目」は知らなかったです。
個人的には何でも細かく分ければわかりやすいってわけじゃないと思ってますので、「目」まで使うことは何百ページの超大作でないと無い気もしますが…
みなさんも論文や正式文書などを書く際には意識してみてください。