サラミの塩分ってそんなに多いの?
みなさんお酒のおつまみでお好きなものは何ですか?
私はサラミがめちゃくちゃ好きです。あれは永遠に食べていられます。
そんな悪魔のおつまみサラミですが、塩分量がやばいという話をよく耳にします。
でも実際にどれくらい塩分が多いのか数字で見たことがなかったので、今回はしっかりとサラミの塩分についてみていきたいと思います。
サラミの塩分量
サラミと一言で言っても細かな種類やメーカーなどによって成分量は違います。
なので私がめちゃくちゃ大好きなコンビニでよく売っているなとりの「一度は食べていただきたいおいしいサラミ」を例に計算してみます。
(これはほんとおいしいのでぜひ食べてみてほしいです!)
「一度は食べていただきたいおいしいサラミ」の食塩相当量は公式HPを見ると1袋(23g)あたり1gと書いてあります。
わかりやすいように100gあたりの食塩相当量に換算すると
$1\div23\times100=4.35\rm{[g]}$
となり、サラミ100gあたり4.35gの塩分が含まれているということがわかります。
日本人の1日の塩分摂取量の目安
日本人の1日の塩分摂取量の目標は厚生労働省から発表されている「日本人の食事摂取基準(2020年版)」より男性は7.5g未満、女性は6.5g未満とされています。
さらに高血圧や慢性肝臓病(CKD)の重症化予防のための目標としては6.0g未満とされています。
ですので塩分摂取量は6.0g/日未満を目指すのがベストと言えるでしょう
ちなみに2015年版では男性が8.0g未満、女性が7.0g未満とされていましたが、それぞれ0.5gずつ引き下げられているそうです。
サラミだけなら1日どのくらい食べていいのか
それでは私はサラミが食べられるのなら他の食べ物なんてなくてもいいというサラミ狂いの方のために、1日の塩分摂取目標6.0gに収まるサラミの量を計算してみましょう。
サラミ100gの塩分量は約4.35gですので
$100\div4.35\times6.0=137.93\rm{[g]}$
となるので、1日に137.93gのサラミを食べることができます。
「一度は食べていただきたいおいしいサラミ」は1袋あたり23gなので、ほぼ6袋のサラミを食べることができるのです。
計算してみて思ったは「意外と食べれるやん」ということです。
ちなみにバカ真面目に計算した後気にが付いたのですが、そもそも「一度は食べていただきたいおいしいサラミ」は1袋当たりの食塩相当量は1.0gなので、6.0gにするには6袋になるのは当たり前ですよね…
サラミと他の食べ物の塩分量の比較
サラミ単体の塩分量だけ見てもピンとこなかったので、他の食べ物と比べてみることにしましょう。
まず意外と塩分が多いと言われている味噌汁です。
味噌汁の塩分は1杯につき約1.2gほどだそうです。
次にがっつり多いであろうラーメンのスープです。
これはお店や味にもよるのですが6g前後と言われています。
この他カレーライスは約3g、ナポリタンは約3.5gらしいです。
これを書いていて気が付いたのはラーメンのスープは飲み干したらやばいということですね。
(こっちで記事を書いた方が良かったのか…)
意外と1日6g未満にとどめるのは難しいということがわかりました。
ですが、サラミ自体がものすごくやばいという感じには思えないですよね。
サラミの問題は塩分だけではない
さあここまでサラミの塩分についてのみ注目してきましたが、それ以外にも実は脂質がとても多いのです。
「一度は食べていただきたいおいしいサラミ」の脂質は1袋(23g)あたり5.9gです。
脂質の目安量は20~30gとされているので、サラミの脂質がとても多いのがわかると思います。
塩分と脂質はどちらも摂取しすぎると生活習慣病につながるため、摂りすぎには注意が必要です。
おいしいからこそほどほどに
というわけでサラミには塩分と脂質が多く含まれているということがわかりました。
どちらも健康を考えるとあまり摂りすぎたくはないですよね。
ですがみなさんに勘違いしないでいただきたいのは、サラミを食べるなということではありません。
食べすぎがいけないのであって、一切食べてはいけないわけではないんです。
この記事を書いている私自身、今後もサラミを食べ続けるでしょう。大好きなので。
健康のためには量を調整することが大切だと思います。
お酒が入ると量の調整は難しくなってしまうと思いますので、最初にお皿に取り分けてその分だけ食べるなどの工夫をして未定はいかがでしょうか?