YOASOBIの新境地開いた新曲「怪物」
2020年に「夜に駆ける」でデビューしてから躍進が止まらないYOASOBIが、2021年初のシングル「怪物」をリリースしました。
今回はこの「怪物」についてご紹介していきます。
「怪物」とは?
「怪物」は2021年1月6日にリリースされたYOASOBIの配信シングルです。
配信シングルとしては7作目になります。
ちなみにYOASOBIの1stアルバム「THE BOOK」と同日発売ですが、このアルバムには収録されていません。
アニメ「BEASTARS」主題歌
「怪物」はテレビアニメ「BEASTARS」の第2期オープニングテーマになっています。
YOASOBIとしては初のアニメ主題歌です。
BEASTARSは板垣巴留先生の漫画で、週刊少年チャンピオンで連載されていました。
動物が擬人化された世界で、肉食獣と草食獣が共存する世界を舞台とした群像劇がテーマの作品です。
チェリートン学園の高等部に通う主人公のハイイロオオカミのレゴシは心優しい性格で、肉食獣であることを嫌い、普段は無害な自分でいようと心がけて生活していました。
ですがある日、草食獣への肉食本能を抑えきれなくなり、ウサギのハルに嚙みついて傷つけてしまいます。
暗かったためハルにはレゴシが襲ったということは気づかれなかったのですが、その日からレゴシはハルが気になるようになります。
これが恋なのか肉食獣としての肉食本能が歪んだものなのか悩んでいき…というあらすじです。
「怪物」がオープニングに起用された第2期では草食獣が肉食獣に襲われる「食殺事件」の解決のために、レゴs委が犯人を捜すという内容になっています。
YOASOBIは「monogatary.com」に投稿された小説をもとに楽曲を作成していることが特徴ですが、この曲はBEASTARSの作者の板垣巴留先生がこの曲のために書き下ろした短編小説「自分の胸に自分の耳を押し当てて」を原作としています。
この小説はレゴシがハルや他の草食獣を守るために、食殺犯の手掛かりを求め裏市に乗り込むまでのレゴシの心境が書かれています。
「自分の胸に自分の耳を押し当てて」はアニメBEASTARSの公式HPで読むことができます。
トップページでMUSICをクリックすると小説が掲載されているページが開きます。
曲の歌詞はもちろん、MVもBEASTARSの世界観満載で、普段から小説を原作にして曲を作っているYOASOBIだからこその表現だと思いました。
YOASOBIの新境地
「怪物」についてYOASOBIの2人が2021年1月5日に放送した「YOASOBIのオールナイトニッポン0(ZERO)」で以下のようにコメントをしていました。
Ayaseさん「楽曲としてはね、新境地というか」
ikuraさん「めちゃめちゃ新しい扉開いた曲になりましたね」
初のアニメ主題歌であることや、今までの曲とまた雰囲気が違うことなど、2人のコメント通り新しいYOASOBIを感じられる楽曲だと思います。
まとめ
オールナイトニッポンでも「2020年は夜に駆けるに引っ張っていってもらったから、今年は私たちが引っ張っていく年にしたい」とおっしゃられていました。
その目標の通り、新年1発目からYOASOBIがより進化していくことを感じられるような楽曲になっていると思いました。
「怪物」はYOASOBIにとっての新境地となった1曲です。みなさんもぜひ聴いてみてください。