かわいい絵だけどソウルライクでメトロイドヴァニア「Hollow Knight(ホロウナイト)」
最近自分がメトロイドヴァニアが大好きなことに気が付いたのですが、その中でもドはまりしたゲーム「Hollow Knight(ホロウナイト)」について今回はご紹介したいと思います。
ホロウナイトとは?
「Hollow Knight(ホロウナイト)」とはオーストラリアのインディーゲームスタジオのTeam Cherryが2017年に発売したアクションゲームです。
対応ハードはPC、Nintendo Switch, Xbox One, Play Station 4です。
ホロウナイトでは様々なムシが暮らす滅びゆく王国「ハロウネスト」を冒険して、王国の秘密や主人公が何者なのかを知る冒険をしていきます。
ゲームとしては2Dアクションゲームで、ゲームを進めていくことで自機の性能がアップして探索で行ける場所が増える「メトロイドヴァニア」の要素があります。
開発は2014年から開始されており、クラウドファンディングサイトのKickstarterで5万7138A$(オーストラリアドル)が集まりました。
日本円で約480万円なので、いかに期待されていたのかがわかりますよね。
発売後も高い評価を得て、様々な賞にノミネートされ、受賞をしています。
魅力的な世界観とムシたち
まずホロウナイトは独特な世界観と個性豊かなムシたちがとても魅力的です。
2Dで描かれた世界はとてもきれいで、キャラクターはとてもかわいらしいです。
グラフィックもとてもきれいなので、マップを探索しているだけでホロウナイトの世界に引き込まれると思います。
特に私はこの右にいる「クィレル」というキャラクターが好きでした。
(ここのシーンあまりにお気に入りなので、思わずスクショしてしまいました。)
ソウルライクでやりごたえたっぷり!
ホロウナイトはかなりソウルシリーズを意識した作りになっています。
ソウルシリーズとはフロム・ソフトウェアの「Demon’s Souls(デモンズソウル)」をはじめとした高難易度ゲームで、何度も負けて勝ち方を覚える「死にゲー」とも呼ばれています。
ホロウナイトもかわいらしい絵とは真逆で「死にゲー」と言えるような難易度です。
またソウルシリーズでは死亡するとその場に人間性とソウルをその場に落としてしまい、死亡した場所まで戻ることでこれらを取り戻すことができます。
ホロウナイトでも死亡するとジオ(お金)をその場に落としてしまい、また能力を完全発揮できない状態で復活します。
これらを取り戻すためには死亡した場所に戻って「カゲ」と呼ばれる自分の形に似た黒い敵を倒す必要があります。
ここら辺もソウルシリーズへのオマージュだと言えるでしょう。
戦闘のバランスもとても良く調整されています。
回復はソウルというゲージを使って行うのですが、このソウルは敵を攻撃した時にたまるようになっています。
そのため敵を攻撃しないと回復ができず、ここの駆け引きも絶妙で面白いです。
その他にもチャームという様々な能力アップの効果があるアイテムを装備して、自分に合った方法で戦うことができるようになっています。
ソウル系などの高難易度のゲームを普段からプレイされている方でも満足できると思います。
DLCはさらにやりごたえたっぷり!!
本編クリア後のダウンロードコンテンツ(ヴォイドハート・エディションには最初から入っています)である「グリム巡業団」「神を求む者」はさらに難易度が高いです。
特に「神を求む者」は今までのボスや強化されたボスと戦えたり、さらにはボスラッシュなどが楽しめる「神の家」が追加されるというコンテンツですが、その中でもゲームで登場するすべてのボスとの42連戦「虚無との抱擁」を私は未だにクリアできてません。
あと「グリム巡業団」に関しては音楽と演出がめっちゃかっこいいです。
あんまり書くとネタバレになってしまうので止めておきますが、私はなかなか敵に勝てなくて上のPVの音楽を1時間くらいぶっ通しで聞き続けることになりました…
また上の2つのような戦闘の難易度が高いのとはまた別のベクトルで難しいのが「苦痛の道」です。
これは超高難易度アスレチックという感じで、とげとげなどをよけながらゴールを目指すのですが、これが本編とは比べ物にならないほど凶悪な作りになっています。
気になる方はYouTubeで検索してみてください。あまりの難易度に驚愕すると思います…
メトロイドヴァニアで探索が楽しい!
冒頭でもご紹介した通りホロウナイトにはメトロイドヴァニアの要素があります。
メトロイドヴァニアというのは簡単に言ってしまえば広いマップを探索していき、ゲームが進むごとに行けるところが増えるみたいな感じです。
また隠し通路がたくさんあるのもメトロイドヴァニアの醍醐味だと思います。
ホロウナイトではほとんどの場合「次はどこに行け」という指示がされません。
そのため攻略する順番は1つではないのです。
マップもかなり作り込まれていて、マップをうろうろしているだけで気が付いたら時間が過ぎていることも多々ありました。
道に迷いながら進んでいき時には偶然隠し通路をみつけたりするのがとても楽しかったです。
一度訪れたところはマップが追加されていくのですが、これを埋めたくてずっとうろうろしていましたが、全く飽きませんでした。
探索系のゲームが好きな方には最高だと思います。
個人的には1週目は攻略を見ないで迷いながらハロウネストの世界を探索するのがおすすめです。
デフォルメされていてもムシはムシなので注意
めちゃくちゃおすすめのゲームなのですが、1点だけ人を選ぶかもと思う点があります。
それは登場するキャラクターがほとんどムシなところです。
デフォルメされているので大体のキャラはかわいらしいのですが、一部気持ち悪いというかなんというか…という感じのキャラもいます。
(ムシの小っちゃい卵がいっぱい、気持ち悪い鳴き声、カサカサ音など)
デフォルメされていてもそういうのが絶対無理な方は、しんどいところもあるかもしれません…
次回作も製作中
現在Team Cherryは次回作となる「Hollow Knight: Silksong(ホロウナイト:シルクソング)」を製作中です。
発売日は未定ですが、今のところPCとSwitchでの発売が予定されています。
主人公はホロウナイトでも登場した女性「ホーネット」を主人公としたゲームです。
シルクソングはもともとホロウナイトのDLCとして作成されていましたが、規模が大きくなったため1つのソフトとして発売することにしたそうです。
ホロウナイトと比べるとアクションのテンポが速くなりそうですね。
あとホロウナイトの主人公は一切話さない無口なキャラクターですが、ホーネットはホロウナイトの時から話していたのでそこも違いが出そうで楽しみです。
ホーネットもホロウナイトでとても魅力的なキャラクターだったので、シルクソングも期待しています。(あとPSでの発売も期待してます…)
まとめ
とても安いのに時間を忘れて何時間でもプレイできてしまうコスパ最強のゲームだと思います。
最近プレイしたメトロイドヴァニアの中でもかなり面白かったです。
気になった方はぜひプレイしてみてください。
また基本的にはダウンロード版がメインですが、PS4版とSwitch版には限定の特典付きのパッケージも発売されています。