「てのひら」って感じで書くと「手のひら」「掌」どっち?
みなさん「てのひら」って正しい漢字で使えていますか?
私は自力で書くとしたら「手のひら(手の平)」なのですが、パソコンで変換した時に「掌」って出てきて、どっちが正しいのか、どういう使い分けなのか分からなくなっちゃいました。
ということで今回は「てのひら」の漢字の使い分けについてご紹介します。
意味
「手のひら」も「掌」も意味的にはあまり違いはないようです。
意味としてはみなさんのイメージ通り、「手を握った時に内側になる面」を表す言葉です。
部位的には手首から指の付け根までのことを言います。
なので指の内側の部分に関してはてのひらには含まれません。
違い
「てのひら」として読む場合は「手のひら」も「掌」も同じ意味です。
そのためどちらを使っても間違いではないですが、一般的に「手のひら」が使われることが多いようです。
「掌」に関しては「てのひら」の他に「たなごころ」とも読みます。
意味としては「てのひら」と同じなので、別名みたいな感じでしょうか。
ただ「たなごころ」という読み方で使うのは限られた言葉の中でのみのようです。
例えば「掌の中」と書いて「たなごころのうち」と読みます。
意味は「思いのままになる」や「疑う余地がないこと」といった意味です。
「掌(たなごころ)」はどちらかというと古い言葉なので、古くからある用語に関しては今でも使われますが、それ以外では現代ではあまり使われていないみたいです。
まとめ
「手のひら」と「掌」の違いについては、ほぼ同じだけど一般的には「手のひら」と書いておけば問題ないという感じでした。
逆に「たなごころ」なんて日常的にはあまり使わない言葉なので、「掌」の使いどころは現代ではかなり少ないかもしれませんね。