「まのがれる」と「まぬがれる」正しいのはどっち?
「責任をま〇がれる」
みなさんは「〇」に入るのは「の」と「ぬ」のどちらかわかりますか?
私は結構「まのがれる」と「まぬがれる」のどっちが正しいかあやふやになって都度調べていました。
ということで今回はどちらが正しいかや意味についてご紹介します。
正しいのは「まぬがれる」
早速正解を発表してしまうと正しいのは「まぬがれる」です。
漢字で書くと「免れる」と書くので、免除されるという意味があるというのがわかります。
ただ「危険な目にあわないで逃れる」という意味があるので、「逃れる(のがれる)」とごっちゃになってわかりにくくなっているのかなと思いました。
また「責任を免れる」というように危険や好ましくないこと以外に「責任」に関しても使うことがあります。
責任も好ましくないことのひとつなのかもしれませんが。
「まぬかれる」とも
「免れる」は「まぬがれる」の他にも「まぬかれる」とも読むことができます。
普段はほとんど「まぬがれる」の方が使われていると思いますが、実は「まぬかれる」の方が古くから使われている読みなんだそうです。
なのでもともとは「まぬかれる」だったけど「まぬがれる」を使う人が徐々に増えていき、現代では「まぬがれる」を使っても間違いではなくなったという歴史があるんです。
対義語
「免れる」の対義語は「被る(こうむる)」です。
「被害を被る」など回避できずに被害を受けてしまうときに次皮われる言葉です。
ちなみに同じ読みで「蒙る」とも書きます。
まとめ
もともとは「まぬかれる」だったというのは知らなかった方も多いのではないでしょうか?
ただ現在では「まぬがれる」の方が使う人が多いので、こちらの方が伝わりやすいかもしれません。