主婦が陥りやすいアルコール依存症「キッチンドリンカー」に注意!

「キッチンドリンカー」という言葉を聞いたことはありますか?
キッチンで飲む新しい生活様式とかではなく、古くからある問題の言葉です。
今回はこの「キッチンドリンカー」についてご紹介します。

キッチンドリンカー とは

「キッチンドリンカー(Kitchen Drinker)」とは主婦が陥りやすいアルコール依存症のパターンと、それによってアルコール依存症になってしまった主婦を指す言葉です。

もともとはアメリカで生まれた言葉で、主婦が料理を作っているときのに酒を味見しているうちにアルコール依存症になるというパターンが多くあったため、これを指す言葉として生まれました。

主婦が家事をしながら酒を飲み、いつの間にかアルコール依存症になってしまうという「キッチンドリンカー」は世界的に問題となっています。

要因は?

キッチンドリンカーになる要因は料理中のお酒が楽しくて飲みすぎる、ということではないことがほとんどです。
どちらかというと主婦ならではのストレスが影響していることが多いです。

今までバリバリ仕事をしていた女性が専業主婦になってやりがいを感じられなくなる、家庭以外のコミュニティが無くなりストレスを発散する場がなくなるなど、主婦が置かれる状況がキッチンドリンカーになる要因となっているようです。

主夫より主婦がなりやすい

キッチンドリンカーには主夫よりも主婦の方がなりやすいようです。
というよりも正確には女性の方が男性よりもアルコール依存症になりやすいそうです。

男性の場合はアルコール依存症になるまで数十年かかる人が多いのに対し、女性は5年ほどでアルコール依存症になる人が多いというデータもあります。
そのため女性が主婦になり環境が変わったことが影響して飲酒を繰り返すようになると、短い期間でアルコール依存症になってしまいやすいんです。

治療は病院で

キッチンドリンカーの限らずアルコール依存症は立派な病気なので、治療のためには必ず病院に行きましょう。
アルコール依存症になってしまったら自分の判断でどうこうできる問題ではないので、プロの力を借りるようにしてください。

また周りにアルコール依存症の知り合いがいる場合も、半ば強引にでも病院に行かせる、もしくは連れて行くようにしてください。

キッチンドラッカーやキッチンドランカーではない

これは蛇足ですがキッチンドリンカーを間違えて「キッチンドラッカー」や「キッチンドランカー」と呼んでいる人をたまに見かけますが、これは間違いです。

「キッチンでお酒を飲んでしまう」というところから名付けられているので、「キッチンドリンカー」が正しいです。

まとめ

主婦がストレスで陥りやすい「キッチンドリンカー」は同じ状況になったら誰でもなってしまう可能性がある恐ろしいものです。
繰り返しになりますが、もしも自分や知人がそれっぽいなと思ったら必ず病院に行く/連れて行くようにしましょう。