オーロラソースってなぜオーロラなの??
私が初めてオーロラソースを認識して食べたのは小学生高学年くらいの時だったと思います。
そのころからずっと疑問だったんですが、なんでオーロラソースって「オーロラ」って名前がついているんでしょうか?
だってオーロラ感全くなくないですか?
今回はそんなオーロラソースの由来についてご紹介します。
オーロラソース とは
オーロラソースとはフランス料理で使用されるソースです。
本場フランスでは肉料理や卵料理に使われています。
作り方はベシャメルソースに裏ごししたトマトとバターを加えます。
ちなみにベシャメルソースというのはフランス料理の基本的なソースのひとつで、牛乳と小麦粉、バターで作られたソースです。ラザニアなどに使われるソースのようです。
ちなみにいらすとやでオーロラソースを探してみたら、こんな感じのオレンジ色でした。
個人的には実際のオーロラソースはもうちょっと色が薄めのものが多いイメージです。
なぜオーロラ?
オーロラと言えば光のカーテンのような自然現象を指す言葉です。
原理としては太陽からの太陽風が大気中の原子や分子に衝突して発生する際に発生する光と一般的には言われていますが、今でもまだはっきりとはわかっていないらしいです。
フィンランドやアラスカ、カナダなどの寒いところで観測ができます。
オーロラは様々な色で発光しますが、オーロラソースの色とはちょっと違うイメージがあります。
ではなぜ「オーロラ」ソースなんでしょうか?
実はオーロラソースは自然現象のオーロラとは全く関係がありません。
フランス料理のソースなので名付けももちろんフランスなのですが、フランス語でオーロラ(aurore)は「夜明け」や「曙(あけぼの)」という意味があります。
そのためオーロラソースのオレンジ色と朝焼けの色が似ていることからオーロラソースと名付けられたそうです。
ちなみにフランス語のオーロラ色は日本では「曙色」と呼ばれています。
日本とフランスでちょっと違う??
実はオーロラソースの本場であるフランスと、日本のオーロラソースはちょっと定義が違うみたいです。
日本ではトマトケチャップとマヨネーズを1:1の割合で混ぜたものもオーロラソースと呼ばれます。
実際に日本の家庭で作るオーロラソースってこっちの方が多いんじゃないでしょうか。
もちろん日本でもフランスと同じトマトとバターのソースもオーロラソースと呼ばれますが、日本では定義が広いんですね。
まとめ
オーロラソースのオーロラは同じ自然現象でも思っていたのとは全然違いました。
しかも家で作っていたオーロラソースがフランス料理の作り方と違うことも知らなかったので、こちらも驚きでした。