爆笑が一人でできるようになった!!

みなさんは近年爆笑の歴史が動いたのをご存じでしょうか?
といってもお笑いとかの話ではなく、「爆笑」という言葉です。
今回は今と昔の「爆笑」についてご紹介します。

今までの「爆笑」

もともと爆笑という言葉は「大勢の人が笑うこと」という意味の言葉でした。
ポイントとしては「大勢の人」というところです。そう、もともとは一人では爆笑ができなかったんです。

じゃあ一人でものすごい笑うことってなんて言うの?って思われれると思いますが、この意味では「大笑い」という言葉が正しい言葉でした。

クイズ番組などで取り上げられることも結構あったので、このこと自体を知っている方は意外と多いかもしれません。

時代とともに意味も変化

言葉は生き物とはよく言いますが、「爆笑」も時代とともに意味が変化していきました。
きっかけは2018年の広辞苑の改訂です。

広辞苑は2008年に第6版が出てから10年ぶりに改訂され第7版になりました。
この第7版では新たによく使われている話し言葉や最近出てきた新たな技術などの言葉が増えたそうです。
またもともとあった言葉に関しても、内容の追加修正が行われたものもあります。

広辞苑の第7版では「爆笑」は「はじけるように大声で笑うこと。」と書かれています。
今までにあった「大勢」という文言がなくなり、一人でもめちゃくちゃ声を出して笑っていたら爆笑していることになるようになりました。

これを皮切りに他の辞書でも一人での爆笑が認められるようになってきているようです。

まとめ

数年前までは誤用だった一人での爆笑も実はいつの間にかOKになってきていたんです。
時代ごとの使われ方の変化によって言葉の意味自体が変わっていくのって面白いですよね。
今は「大笑い≒爆笑」ということで、普段みなさんが使われている意味により近くなったのではないでしょうか。

私は最近ひとりの時間が多くなってきているので、この事実を胸に一人で爆笑をしていきたいと思います。