「うちで踊ろう(大晦日)」で振り返る紅白歌合戦の星野源さんとピンクの服
2020年の紅白歌合戦で星野源さんの「うちで踊ろう(大晦日)」が初披露されました。
今回は星野源さんのうちで踊ろうと紅白歌合戦を振り返っていきたいと思います。
うちで踊ろう のこれまで
始まりは2020年4月3日に星野源さんがInstagramにアップされた1つの動画でした。
外に出て人と触れ合うことが難しくなってしまった昨今ですが、源さんはこの投稿に「誰か、この動画に楽器の伴奏やコーラスやダンスを重ねてくれないかな?」とコメントを付けて投稿しています。
この曲に一般の人々から芸能人まで様々な方々が音を重ねて、たくさんの投稿がSNSに広まり話題となりました。
歌詞の通り、それぞれ違う場所にいてもこの曲を通して重なり合うことができた方々がたくさんいました。
うちで踊ろうの「うち」というのがひらがなになっているのには理由があって、様々な理由で家にいれない方でも「心の内」で踊ろうという意味を込めているそうです。
そのため英語では「Dancing On The Inside」と翻訳されています。
その後2020年5月29日に源さんがいつもライブなどで一緒に演奏をしているバンドメンバーの方々が別々に演奏した音源を組み合わせ、うちで踊ろう (Potluck Mix)が作成されました。
細かく編集をしたわけではなく、それぞれの音源をほぼそのまま組み合わせただけでピッタリと重なったそうです。
以前にうちで踊ろうをご紹介した記事はこちら。
うちで踊ろう(大晦日)
2020年にNHKで放送された第71回紅白歌合戦で、今まで1番しかなかったうちで踊ろうに2番以降が付かされた「うちで踊ろう(大晦日)」が披露されました。
NHKの公式YouTubeチャンネルでこのときの歌が後日公開されました。
これで気軽に何度も聴けるのでめちゃくちゃありがたいです。(もちろん私は録画していましたが)
星野源が『第71回NHK紅白歌合戦』にて披露した「うちで踊ろう(大晦日)」の歌詞をアップします!
— 星野源 Gen Hoshino (@gen_senden) December 31, 2020
元々の歌詞に2番を加え、新たなバージョンでお送りしました。感想もぜひお送りくださいね!#うちで踊ろう #DancingOnTheInside#NHK紅白 #星野源 pic.twitter.com/8FbxbRrzzf
歌詞がこちらです。
2番は「常に嘲り合うような僕ら」から始まり「うんざりだよ」などただ明るいだけの歌詞ではありません。
この2番でグサっと刺さるような歌詞が入ってくるところが源さんの「アイデア」とも似ているような気がしました。
アイデアもNHKの連続テレビ小説の主題歌にもかかわらず、2番では「にこやかに中指を」という歌詞があります。
ただ明るいきれいごとを並べるだけではないのが、苦しい現状の私たちにある意味寄り添ってくれている気もしました。
「あなたの胸のうちで踊ろう」というもともと源さんがうちで踊ろうに込めた思いが補完されていたり、最後の「生きて抱き合おういつかそれぞれの愛を重ねられるように」と状況が良くなった未来に希望を持って今はみんなで乗り越えようという感じがしてとっても素敵な歌詞だと思います。
音楽もとても源さんらしい曲で、一番最初のギターの入りや間奏の「nananananana」と歌っているところなど、どこをとっても源さんって感じでした。
いつも通りバンドメンバーと楽しそうに音楽をしているのもめっちゃいいですよね。
紅白歌合戦と星野源さん
星野源さんは2020年の紅白歌合戦を合わせて6回紅白歌合戦に出場されています。
歴代の楽曲は以下の通りです。
- 2015年 SUN
- 2016年 恋
- 2017年 Family Song
- 2018年 アイデア
- 2019年 Same Thing
- 2020年 うちで踊ろう(大晦日)
また2018年と2019年には番組内で「おげんさんといっしょ」のコーナーにも出演しました。
まだ出演は6回ですが、2020年ではかなりトリに近い順番(企画を合わせて源さんの後に5組)での演奏となっています。
紅白歌合戦とピンクの服
2019年の紅白ではSame Thingを披露しました。
ヘリポートで歌うという演出がとてもカッコよかったのですが、このときの源さんの服装はピンク色ダウンを着ていらっしゃいました。
うちで踊ろう(大晦日)を披露した2020年でもピンク色の服を着ていらっしゃいます。
これは2018年の紅白歌合戦の中で行われた「おげんさんといっしょ」で源さんが語られた、紅白歌合戦に対する源さんなりの考えの表れだと思います。
源さんはこのコーナーの中で「紅白もこれからは紅組も白組も性別関係なく、混合チームで行けばいいと思う」といった内容のことをおっしゃられています。
この発言の次の年の紅白歌合戦から、源さんは2年連続でピンクの服を着て紅白歌合戦に出場しています。
これは紅白、つまり赤と白を合わせるとピンクになることから、ピンクの服には紅白歌合戦も性別の括りを取っ払っていいのではないかというようなメッセージが込められているのではないでしょうか?
でもとにかくピンクの服も源さんめちゃ似合いますよね!
まとめ
ということで今回は星野源さんのうちで踊ろうや紅白歌合戦とピンクの服について振り返っていきました。
ラジオなどで源さんの思いや考えを聞いていると、いつもとっても素敵な方だなと思います。
私はうちで踊ろうの歌詞や紅白の服にもそういう思いを感じました。(正確には違っているかもしれませんが。。)
私もうちで踊ろう(大晦日)を聞きながら、これからまたもう少しがんばっていこうという勇気と元気をもらえました。
まだまだ大変な状況ではありますが、またみんなと直接会えるようになるまで協力してがんばっていきましょう!