「いたちごっこ」はもともと子どもの遊び?
ニュースなどで耳にする「いたちごっこ」という言葉ですが、意味は有名ですがなんでいたちなのかみなさんはご存じでしょうか?
いたちってあの生き物の鼬?ってところまではイメージつくと思いますが、その理由はよくわからない方も多いと思います。
ということで今回は「いたちごっこ」の由来についてご紹介します。
意味
まずは意味の確認からしていきましょう。
意味は「同じようなことを繰り返してキリがない」という意味です。
良くある使われ方は「規制と犯罪グループのいたちごっこになっている」みたいな感じですかね。
新たな規制を設けても、それを潜り抜けるように新たな手口で悪いことをする人がいる、といった意味になります。
もともとは遊び?
このいたちごっこですが、実はもともとは江戸時代に流行った子どもの遊びらしいです。
二人一組でやる遊びで、「いたちごっこ」「ねずみごっこ」と言いながら交互に相手の手の甲をつねっていきます。
つねられた方は次は相手の手の甲をつねり、再びつねられた方はまた相手をつねります。
という感じで、無限に相手をつねりあうという終わりのない遊びになっています。
なんでこれ江戸時代に流行ったんですかね?と思わなくもない恐ろしい遊びです。
このようにもとになった遊びは「終わりのない、同じことが繰り返される」の遊びです。
このことから現在のような使い方がされるようになったそうです。
英語では?
同じような状況は日本だけではなく世界中で発生しています。
そのため英語はいたちごっこと同じ意味で「cat-and-mouse game」という言葉が使われています。
直訳すると「猫とネズミのゲーム」ですが、イメージとしてはトムとジェリー的なやつだと思います。
あれも終わりのないやりあいみたいなところありますもんね。
ちなみに言い方は様々で「game of cat and mouse」などちょっと順番や単語が違ったりする場合もあるみたいですが、ニュアンス的には同じです。
まとめ
てっきり動物のいたちの習性から名前がとられているのかと思っていましたが、謎の無限つねりあいゲームが由来になっているとは思ってもみなかったです。
今度いたちごっこという言葉を使う際には、シュールな昔の遊びも思い出してみてくださいね。