ビジネスなどで使う「カンフル剤」ってどういう意味?

2021年2月13日

「○○のカンフル剤となる」といった感じで使われる「カンフル剤」という言葉ですが、どういう意味かご存じでしょうか?
今回はこの「カンフル剤」についてご紹介していきます。

意味

「カンフル剤」という言葉の意味はダメになりかけたものを組成するために効果のある措置のことを指します。
「プロジェクト立て直しのカンフル剤とする」などのように使います。

Weblio類義語辞典によると「きっかけとする」「起爆剤とする」などが書かれています。

カンフル剤は蘇製薬?

カンフル剤とは名前の通り薬の名前です。
カンフルは日本では樟脳(しょうのう)と呼ばれています。
クスノキの精油の主成分であり、化学合成をすることもできます。

効果は血行促進、鎮痛、消炎作用などがあり、主にリップクリームやかゆみ止めに使われています。

ちなみに昔はカンフル剤を強心剤(心臓の動きを強めて衰弱を防ぐ薬)として使っていました。
このことから「弱っている状態から復活させる」という意味を取って現在のような使われ方になったみたいです。

まとめ

というわけで蘇製薬的な意味で使われているのがカンフル剤ということでした。
ぜひ使えそうな場面があったらどんどん使って言って、できる感じを演出してみてください。