包丁の「押し切り」「引き切り」どっちが正しい?
みなさんは包丁を使うときに押して切っていますか?それとも引いて切っていますか?
普段あまり意識していないかもしれませんが、考えてみるとどっちが正しい切り方なのかってはっりきわからない方も多いのではないでしょうか。
今回は包丁の切り方につてご紹介します。
「押し切り」「引き切り」どっちが正しいのか?
まず「押し切り」と「引き切り」のどちらが正しい切り方かですが、どちらも正しい包丁の使い方です。
さらに言うと「落とし切り」という切り方もあります。
ですがそれぞれ用途ごとにどの切り方が最適かというのが違ってきます。
以下にそれぞれの特徴をご紹介します。
押し切り
押し切りとは自分から見て包丁を押しながら下ろしていく切り方です。
押し切りは力を入れて切ることができるので、硬い食材を切るときに適しています。
かぼちゃとかと戦うときには押し切りでしっかりと力を入れて切ると切りやすいです。
引き切り
引き切りとは自分から見て包丁を引きながら下ろしていく切り方です。
引き切りは刃の切れ味を活かしてしっかりと切っていく切り方なので、きれいな切り口で切ることができます。
そのためトマトなどの形を崩したくない場合や、肉や魚などの細胞を崩したくない食材に対しては引き切りを使うのがベストです。
職人さんが刺身包丁で刺身を切っているのをよく見ると引き切りをしています。
落とし切り
落とし切りとは自分から見て包丁を真っすぐ下ろしていく切り方です。
本来包丁は押したり引いたりすることによって食材を切るようになっているので、切れ味自体は良くない切り方です。
ですがキャベツの千切りなど高速で食材を切る場合には、単に下に振り下ろす落とし切りが適しています。
千切りの時にいちいち押したり引いたりしてらんないですもんね。
特に菜切り包丁が落とし切りに適していると思います。包丁に重さがあった方がやりやすいかもしれませんね。
まとめ
3種類の切り方の特徴はまとめると以下の通りです。
切り方 | 特徴 |
---|---|
押し切り | 力を入れやすい切り方、硬い食材に最適 |
引き切り | 切れ味の良い切り方、形を崩したくない食材や肉・魚に最適 |
落とし切り | 千切りなどの単純作業に最適 |
あまり食材や用途によって切り方を変えている方は少ないのではないでしょうか。
余裕があるときは切り方を意識すると、いつもよりもうワンランク上の仕上がりで料理ができるかもしれませんよ。