「コッペパン」ってどこのパン?「コッペ」の由来は?
学校給食でおなじみだったり、パン屋さんでも定番のパンとしてよく見かける「コッペパン」ですが、どこ発祥のパンかみなさんはご存じですか?
他にも「コッペ」ってどういう意味でついているのかも知らない方が多いと思います。
今回はコッペパンの発祥と名前の由来についてご紹介します。
発祥
私はコッペパンを見るたびにやわらかいフランスパンみたいだなぁと思っていたので、フランスとかヨーロッパ発祥のパンだと思ってました。
「コッペ」っていうフランス語とかありそうですしね。
ですが実は、コッペパンは日本発祥のパンです。
太平洋戦争中に配給で配られる食料としてコッペパンが考案されたと言われています。
そして戦後に小麦粉と脱脂粉乳と混ぜて作られたコッペパンが学校給食に出されたことで広まっていったそうです。
そのころは脱脂粉乳が安価で手に入りやすかったこともあるそうです。
名前の由来
名前の由来も諸説あるようですが、フランスパンの「クープ(coupe)」から取られているという説があります。
「クープ」とは「切られた」という意味があります。
フランスパンは皮がパリパリで硬く、そのままでは食べるのが大変です。
そのため焼く前に生地の表面に切り込みを入れます。これがクープです。
このことからフランスパン(特に短いやつ)のこと自体をクープ(クッペ)とも呼ぶそうです。
見た目はフランスパンと似ているため、そのクープが訛って「コッペ」になりました。
これがコッペパンの名前の由来ではないかと言われています。
確かに見た目だけで言ったら切れ込みのないフランスパンみたいな感じがしますよね。
その他にもドイツ語で山を意味する「kuppe(コッペ)」から取られているのではないかという説もあるそうです。
まとめ
長い間人々に愛され続けるコッペパンは日本を支えた食べ物の一つであることは間違いありません。
最近ではコッペパン専門店もあり、コッペパン好きにはたまらない時代になりましたね。
学校給食以来あまりコッペパンを食べていない方も、この機会にまた一度食べてみてはいかがでしょうか?