「みずみずしい」は水とは関係ない?
野菜や果物の新鮮さを表現するときに「みずみずしい」という言葉が良く使われます。
私はてっきり「水々しい」という漢字で水分たっぷりという意味だと思っていたのですが、実は違う漢字で書くんです。
今回はこの「みずみずしい」についてご紹介します。
意味
「みずみずしい」は新鮮で水を含んだように艶がある様を表す言葉です。
野菜や果物、肌や感性などに対して使われます。
新鮮、若々しい、フレッシュ、ここら辺の言葉で置き換えられる意味ですね。
漢字は「瑞々しい」
「みずみずしい」の漢字は「瑞々しい」です。
「瑞」という漢字は「ズイ」「しるし」「めでた(い)」「みず」という読み方をします。
意味はめでたい系の意味と、若々しく生き生きとしているという意味があります。
後者が「瑞々しい」に使われる意味ですね。
日本では昔から縁起の良い漢字として使われています。
最近では京都大阪から山口県の下関までを走る電車に「瑞雲」という名前が付けられていたりもします。
「瑞々しい」は公的な文章には使えない?
「瑞」という漢字は実は常用漢字外です。
なので「瑞々しい」は公的な場では使用できません。
公的な場とはどのような場面かと言うと、公的文章や新聞、法令や放送などがこれにあたります。
一般的な人にはあまり関係ないかもしれませんね。
このような公的な場で使用する場合は単にひらがなで「みずみずしい」と書くのが良いです。
まとめ
みずみずしいの「みず」を「瑞」と書くことを知らなかった方も多いのではないでしょうか?
お恥ずかしながら私は知らなかったです。。。
でも常用漢字外ということで、「みずみずしい」とひらながで書いておく方が無難かもしれませんね。