教員志望の学生こそ塾講師以外のバイト「も」経験して! 元塾講師が考えるアルバイトについて
私は学生時代にアルバイトで塾講師をしていたことがあります。
トータルすると3年間やっていたので結構長い方だと思います。
(ちなみに居酒屋のホールなど他のバイトもしました。)
その時のバイト仲間で結構いたのが、教員志望だから塾でバイトをするという人です。
その時は「バイトまで教育関係のことを選ぶなんてさすがだなー」くらいにしか思っていなかったのですが、社会人になってから色々と思うことがあったので書いてみたいと思います。
ちなみに私は教員ではないですし、その他子どもと関わる仕事もしていません。
そして私の個人的な考えですので「それは違う」と思う方もたくさんいらっしゃると思います。
ですので私の考えが絶対正しいということではなく、ひとつの意見として参考にしていただけたら幸いです。
教員になるために必要?有利?
まずは塾でアルバイトをする教員志望の学生が一番気になるであろう、教員になるために有利かという点についてお話していきます。
私は教員試験を受けたことがないので人から聞いた話ですが、実際のところ塾でアルバイトをしていたから有利ということはないそうです。
子どもの扱いに慣れる、教え方に慣れるなどの点ではためになったそうです。
確かにバイトのたびに模擬授業をしているようなものなので、場数をこなしてなれることはできそうですね。
塾でバイトをしていたという事実が有利に働くのではなく、経験として活きることがあるという感じだと思います。
教員になる上で他のバイトは不要?
実はここが一番お話ししたかったところになります。
というのも私が感じたのもそうですが、教員の友人も同じ話をしていたからです。
私の考えとしては、教員を目指す人は塾や家庭教師などの「先生」と呼ばれるバイト以外のバイトも経験しておいた方がいいと思います。
先にお断りしておくと、塾講師をするのが悪いとかプラスにならないとかという話ではありません。
ただ強調したいのは、他のバイト「も」経験をしてほしいという点です。
実際、一般企業を経験しないで教員になる方がたくさんいらっしゃると思います。
一般的な会社(社会人)を経験しないで、学校という特別な環境でのみ過ごしていくことになると思います
友人はこのような環境の自分のことを「社会のことを経験していないのに子どもに社会について正しく教えられるのだろうか、感覚はずれていないだろうか」と悩んでいました。
結局塾も学校に近い環境で子どもと関わるのがメインになります。
そのため視野を広げるという観点では弱いと思います。
だからこそ、いろいろな職業を経験できるアルバイトで教員とは関係ないものも経験した方がいいと思います。
個人的には接客業を経験するのが一番良いと思いますが、それに限らなくてもいいと思います。
接客業に関しては大人から子どもなど幅広い層の方の対応をし、時にはクレーム対応もするなど小さな社会のを経験できる素晴らしいバイトだと思います。
何度も言いたいのは教員が一般企業の会社員と比べて楽だとか、塾講師はためにならないとかではないです。
教員はまた独特で特別の大変さがあるとお聞きしていますし、塾講師も勉強になることはたくさんあります。
社会に出たら一生教員しか経験しない人もいると思います。
それ自体は素晴らしいことだと思いますが、だからこそ自由に選べる学生のバイトは他のことも経験しておいた方がプラスになると思うのです。
言いたいのは「教員になるなら塾講師はためになるけど、塾講師だけじゃもったいない!」ということです。
一般企業への就職に有利?
それでは少し話題を変えて、一般企業への就職に塾でのバイト経験が有利に働くかについてお話ししましょう。
これは私の実体験ですが、塾でバイトをしていたという事実自体はほとんどプラスになりません。
(塾に就職など特別な場合を除いてですが。)
プラスになるとすれば、塾での経験によってどのようなことを得たかを言えた場合だと思います。
これは塾に限らず他のバイトや日々の生活にも言えることだと思います。
就活本や就活サイトをほぼ見たことがないのでわかりませんが、これ自体は就活のみでなく自分を売り込むときには重要なことですね。
まとめ
ということで以前から感じていたことと、教員の友人の話を合わせて今回はご紹介していきました。
「教員でもない人の意見なんて参考になんねーよ」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。それはそれでいいと思います。
どんな解釈であれ、少しでもこのことに関して考えてもらえたならそれでいいと思っているからです。
「一意見としてそんなのもあるんだなー」と感じていただき、考えていただくひとつのきっかけになれば幸いです。