「蚊帳の外」の「蚊帳」ってなに??
「蚊帳の外」という言葉はみなさんご存じだと思います。
私も蚊帳の外に追いやられることが日常茶飯事なので、よく使います。
ですがそもそも「蚊帳」って何のことだかご存じでしょうか?
今回は言葉の意味と由来についてご紹介します。
「蚊帳」とは
蚊帳とは上のイラストのような蚊などの虫から人などを守るための網のことです。
網戸の全面包囲バージョンみたいな感じですね。
ちなみに読み方は「かや」ですが、その他にも「かちょう」「ぶんちょう」とも呼ぶらしいです。
私は聞いたことありませんが。
その歴史は古く、古代エジプトでクレオパトラも使っていたらしいです。
日本には中国から伝わり、初めは貴族の実が使っていましたが、江戸時代には庶民の家庭まで浸透していったそうです。
その昔は蚊帳の中に捕まえてきた蛍を入れて、それを鑑賞して楽しむということもしていたらしいです。
現在でも一部の家庭では使用されています。
ちなみに最近はアウトドアでの使用も人気があるようです。
「蚊帳の外」の由来
「蚊帳の外」ということは先ほどご説明した虫よけの「蚊帳」から追い出されてしまっている(or入れてもらえない)状況です。
このことから「仲間外れ」や「不当な扱いを受ける」的な意味がある言葉になります。
蚊がいっぱいいる状態でひとりだけ蚊帳に入れてもらえないと考えると、めちゃくちゃ酷な状況ですよね。
想像するだけで恐ろしいです…
意味が分かって使うとさらに重みのある言葉になるような気がします。
まとめ
私は蚊帳自体は知っていたのですが、クレオパトラも使っていたのは驚きました。
エジプトだと蚊じゃなくてスカラベ除けとかで使ってたんですかね。
みなさんも蚊帳の外にしたりされたりしないようにしましょうね。